「いつでも、どこでも、だれでも、いつまでも」スポーツを楽しむことができる社会を実現するために、その地域に住む「皆さん」が主役となって、自ら運営・管理をする新しいスポーツクラブのシステムです。クラブでは、いろいろな種目を様々な人たちが、その興味・関心や競技レベルを問わず、それぞれのスタイルで楽しむことができます。
また、スポーツに限らず、社会・文化的な活動も視野に入れ、地域コミュニティの形成にもつながるクラブを理想としています。
特徴
- 自分たちで自主運営
- 地域住民の(会員)の参加
- 様々な世代の参加(交流)
- それぞれのスタイル(興味・関心・技術レベル)に合ったいろいろな活動
- 様々な活動内容(種目展開)
- 専門的な指導者の配置
※初めからこれらを全て満たす必要はありません。できることからクラブづくりを始めてみましょう。
総合型地域スポーツクラブで何ができるの?
- 自分の体力や技術レベルに応じたいろいろなスポーツにチャレンジできます。
- 子供たちが家庭や仲間、世代を超えた人々とともに運動・スポーツに親しむことができます。
- 学校部活動と連携して、スポーツを楽しむことができます。
- スポーツを親しんだ後は、みんなの交流の場となります。
- いつでも、だれでも、好きなスポーツを楽しむことができます。
- 自分のレベル合ったスポーツを楽しむことができます。
- いろいろな人たちとふれあい、地域のコミュニケーションの場になります。
- スポーツぱかりでなく、文化活動だって取り入れることができます。
クラブをつくるにはどうするの?
step1
- クラブづくりに興味のある人を集めましょう。(仲間を集め夢を語ろう)
- クラブのイメージ・スタイルをみんなで考えましょう。
- 協力体制を考えましょう。
- 市町村教育委員会、広域スポーツセンターに相談してみましょう。
step2
- 地域の現状の把握と分析をしましょう。
いろいろな機会を利用して会員の募集をしましょう。
行政のイベントを利用しての募集や広報を活用するのも効果的です。
- クラブのデザインを描きましょう。
クラブの理念や目的を明確にし、クラブの青写真を作ります。
- 関係組織と連携協力して取り組みましょう。(クラブ組織の立ち上げ)
教育委員会、スポーツ少年団、体育指導委員、学校、地域の体育協会を交えて話し合いましょう。
step3
- いよいよ会員募集です。
いろいろな機会を利用して会員の募集をしましょう。
行政のイベントを利用しての募集や広報を活用するのも効果的です。
- クラブ設立-(設立総会の開催)
住民へのアピールをしっかり行い、盛大に開催しましょう。
総合型地域スポーツクラブQ&A
Q.今、どうして総合型地域スポーツクラブなのですか。
A.現在、我が国では、少子高齢化の進展、生活環境の利便化に伴う身体活動不足、コミュニティ感情の希薄化などが指摘されており、21世紀においても活力ある社会を維持していくためには国民誰もが主体的、継続的にスポーツを楽しめる環境づくりが急務です。総合型地域スポーツクラブは、こうした時代の要請に応るものであり、生涯スポーツ社会を実現する上で窮めて大きな役割を担うものです。
Q.既存のスポーツ団体との関係はどのように考えればよいですか。
A.既存のスポーツ団体には、有資格の指導者が登録されています。また、同時にスポーツ行事に関するノウハウを持っています。クラブの運営を適切に行っていくためにスポーツ団体のこうしたマンパワーやソフトを地域の有用な資源として活用すべきです。日頃から連携協力体制を十分とっておきましょう。
Q.部活動との関係はどうなりますか。
A.学校から部活動をなくすことではありません。3年間で指導するのではなく、スポーツ少年団との連携や、クラブの指導者と連携を図ることによって、これまで以上に長い視野に立った指導が可能になります。
その他お問い合わせは
総合型地域スポーツクラブに関するお問い合わせは、お住まいの市町村教育委員会生涯スポーツ担当、又は山梨県広域スポーツセンターまで御連絡ください。